忙しいサラリーマン投資家は、基本ほったらかしのコア投資(インデックスの投資信託へドルコスト平均法で積み立てる)をベースに投資するのがおすすめです。
でも、コア投資をして投資に慣れてくると単調なインデックスファンドのリターンでは満足しなくなってきます。
そんなときにサテライト投資先の一つとして上がってくるのがFXです。
FXについて
Foreign Exchange の略
米ドルやユーロなどの外貨の売買(キャピタルゲイン)、保有(インカムゲイン)することで利益を得る商品
(i)キャピタルゲイン
外貨を売った時の値段と買った時の値段で利益を出す方法です。
例えば・・・
米ドルを100円で買い110円で売ると10円の利益が出ると言う話です。
(ii)インカムゲイン
通貨ペアの政策金利差を利用して金利(スワップポイント)を得る方法です。
スワップポイント=金利差調整分
例えば・・・
日本とアメリカの政策金利には2%程度の差があり、米ドルを保有することで2%の金利を得ることができます。
米ドルを100万円保有すると金利差から年間2万円もらえることになります。
(iii)レバレッジ
FXでは、証拠金として預けた資金の何倍もの金額の外国為替取引が可能です。
このように、少ない資金で多額の外国為替取引ができることを、「てこ」の原理になぞらえて「レバレッジ効果」と呼んでいます。
FXの大きな特徴としては25倍までレバレッジをかけられることです。
例えば・・・
現金10万円あれば25倍のレバレッジをかけた場合、250万円まで取引ができます。
現金10万円で250万円分の米ドルを購入すると金利差から年間5万円が手に入ります。
さらに10%値上がりするとインカムゲインで25万円の利益を出すことができます。
たった、10万円で30万円の利益を上げることも可能です。
一方、逆に値下がった場合はすぐに10万円がなくなってしまう可能性がありますので注意が必要です。
SBI証券のFX口座では最大25倍のレバレッジをかけることができます。
そのため、100万円の元手でも2500万円の購入が可能ですが、
米ドルの場合4円動くだけで100万円失ってしまうリスクがあります。
サラリーマンにおすすめのFX投資スタンス
投資のスタンスとして下記があります。
スキャルピング | 数秒から数分 |
デイトレ | 数分から1日 |
スイング | 1日~2週間 |
中長期 | 2週間以上 |
サラリーマンの場合はスイングまたは中長期でトレードがおすすめです。
日本の政策金利は非常に低いので基本は、外貨が安くなったら買い、長期で金利差によるスワップポイントをゆっくり稼ぎます。
価格が購入金額より高くないキャピタルゲインが得られたら、利益を確定させてリスクを下げていきます。
レバレッジが大きいということは、リスクも大きいということになります。
どんなにリスクをとっても購入時に10倍以上のレバレッジはかけないようにしましょう。
具体的には・・
元本100万円の場合、1000万円程度の取引でおさえましょう。
これなら、米ドルの場合10円程度の値動きまで耐えられます。
サラリーマンが外貨を買うべき大きな理由は、金利差が取れるのとインフレリスク対策です。
仮にデフレになっても私は日本円を稼げるので問題ありませんが、インフレの場合は日本円しか稼げない私の場合ダメージを受けるからです。
実例:2019のFX投資結果
今年はメインで、アメリカドル、メキシコペソ、南アフリカランドを取引しました。
元手 | 約250万円 |
利益確定 | 約30万円 (税金6万円取られるので実質24万円) |
含み益 | 約100万円 (持っている外貨を売り切ったとしたときの利益) |
利益確定分の利回りとしては実質で10%程度(=実質利益24万円/元手250万円)です。
含み益の利回りは40%程度(利益100万円/元手250万円)です。
目標は、利益確定20万円、含み益20%を考えていたので上出来です。
2020年も30万円の利益確定しました。今年もすでに40万円ほど利益確定しています。
FXを試しでする場合のおすすめ!
もし私が10万円でFXするのなら、ちょっとドルが安くなった時に2万円で1000ドル(10万相当)を買います。
そこからまた1円下がったら2万円で1000ドル(10万相当)買います。
これを4枚まで繰り返す。
あとは長期で保有し続ければ金利差によるスワップを貯められます。
で、キャピタルゲインが出てきたら高く入ってしまったポジションを清算します。
ただし・・・
最悪10万円がなくなることは覚悟してやりましょう。
アセットアロケーションの外貨獲得手段としてのFX利用
MUFGで1ドル変えようとすると25銭とられます。
さらに買値と売値のあいだに50銭の開きがあります。
つまり、1万ドルの場合は7500円の手数料がかかります。
一方、SBI証券のFXの場合手数料はなしで買値と売値のあいだの開きも20銭の開きしかありません。
そのため、1万ドル保有しても手数料は2000円です。
通貨ごとにさらに安いFX会社も存在しそこを利用することで安く外貨を保持することができます。
アセットアロケーション観点から外貨を保持したいときはFXを利用し、レバレッジ1倍で購入すると言うこともできるので有用です。
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