円安についてまじめに考えてみた

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2022年1月に1ドル115円だった為替が20円以上値上がりして1ドル135円まで上がった。


以前から日本で暮らし、日本語をしゃべり、日本円しか稼げない私みたいな日本人にとって円安は危険と言ってきましたが、それが現実化してきてしまいました。

本記事では、そもそもなぜ円安を懸念していたのか、その対策として何をしてきたかを振り返る。
その後、現状の円安について考察してみたいと思う。

円安を懸念していた理由

日本の景気対策として日本銀行は政策金利を0%付近まで下げたが景気回復が進まなかったことから市場にお金をする量的緩和政策がとられていた。

具体的にはお金をすって国債を購入したり、社債やETFを購入した。
そのため、日本国内に大量の円が放出されるようになり景気が良くなる。
という考えだ。

しかし、どんどん円を刷って流通量を増やすということは日本円の価値が薄まることを意味しており円安になってしまうことを懸念した。

円安対策

円安になると円しか稼げない自分にとってはリスクが大きいと考え対策を行うことにした。その具体策は大きく3つになる。

(1)借金をして投資する

日本円をたくさん刷って日本円の価値が落ちることへの円安を危惧していた。裏を返せば今の円の価値が高いということなので借金をして価値のあるものに投資することでヘッジしようと考えた。具体的にはお金を借りやすく円の価値が下落しても価値が残るものとして都心の不動産投資を行ってきた。

(2)外貨/海外の金融商品を購入する

はじめは、外貨を多く購入していたが、単純に外貨を購入するだけだとインフレに負けてしまうことに気が付き投資スタイルを切り替える必要に気が付いた。

ここでインフレに負けるについて簡単に説明する。
2018年に1フィリピンペソは2円でしたが今回の円安で2.4円になった。そのため100万ペソ2018年にあったとすると2022年には40万円の利益が出たことになり儲かったとみることができる。確かに日本円に変えるのが前提ならこの話もありかもしれないのですが、そもそもフィリピンでは毎年3%ほど物価が上がっていたので100万円ペソの価値は4年間で88万ペソほどに落ちていると考えることができる。

このように物価上昇する国のお金を保有するのは単純に損であることに気が付いた。そのため、外貨を購入後ほかの何かに投資するのが賢明だという判断に至り、海外の金融商品をドルコスト平均法で購入することにした。

(3)海外不動産を購入する

円安対策として海外に資産を持つことが重要だと認識していた私は、海外不動産を積極的に購入していきた。その理由は、海外の金融資産では国の平均値に投資するのが最も優れていてリスクは低いものの米国以外では思うように成長を期待できないというジレンマに襲われていたからだ。

特に東南アジアはあんなに成長しているし今後も成長が見込まれるのにそこに連動した金融資産の投資先がうまく見つけることができなかった。そんななか目を付けたのが海外の不動産だ。2014年から少しずつ購入した。おかげで今では毎年少しではありますが米ドルのインカムゲインが得れるようになった。

現状の円安はなぜおこってる?

前述したとおり、日本では景気対策として政策金利をほぼ0にしたうえお金をどんどん刷って市場に流している。そんな中、2020年に新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るいました。景気を下支えするためアメリカをはじめとする各国で大量のお金が刷られた。日本と違いお金が大量に流通したアメリカでは、教科書通りの好景気がやってきてインフレが起こる。そして、「お金があるから働きたくないね。」という人も増え人手不足によるインフレが加速した。2022年5月のCPI(消費者物価指数)は前年同月比8.6%の伸びとなり、約40年ぶりの大幅上昇を記録してしまいインフレを抑えることが急務となりました。アメリカは、このインフレを止めるために政策金利の大幅値上げ、および市場に出回るドルを減らすという対策に出ました。それに伴いドルの価値が上がり円が売られるいわゆる円安になっている。

一方、日本はいまだに賃金は上がらずお世辞にも景気回復と言えないこの状況で政策金利を上げることも市場にするお金を制限することもできない状況にあり、日銀の黒田さんも量的緩和を続けるといっている。そのため今後も円安は続くと見込まれる。どこまで続くかはアメリカのインフレが落ち着くまでと考えられる。このように、今後も円安が続くと想定される中どのような投資スタンスととるかもう一度考える必要がある。
今までどおりの投資スタンスでよいのか?それとも変更すべきか?インフレの後に来るのは不況とデフレであるとも言われておりしっかり分析して対策を講じていきたいと思います。

今後の投資戦略についても整理できたら記事にしますのでよろしくお願いいたします


最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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