【ビジネス投資戦略】オリジナルTシャツ販売

ビジネス投資

投資戦略とは、ビジネス投資とは

初めに、投資戦略のパターンを紹介しました。投資対象には大きく「金融資産」「実物資産」「ビジネス」の3つの投資対象があり、今回は「ビジネス」にチャレンジしてみようという話でした。

➀給料収入から金融資産へ投資する
→毎月入ってくるお給料や貯金から、株や投資信託に投資をする事ですね。
➁借金を利用して実物資産に投資する
→不動産や金等、比較的高価なものは借金を利用して投資されることが多いです。
③自分の労働力を自分のビジネスに投資する
→ブログや塾、飲食店等、投資目的で自らが働くパターンです。

では、なぜビジネス投資をするのか。
1つ目は、良い大学を出て会社員として労働収入を得るだけでは豊かになるのは難しいと言われているからです。
普通のサラリーマンは、給料→消費→労働→給料を繰り返します。
一方、資産家は、借金→投資(複利)→節税→借金を繰り返して資産を拡大しています。上手くサイクルが回るようになれば、時給が何倍にも増えます。
ビジネス投資は3つの投資戦略の中でも労働量が多く、普通のサラリーマンと同じなのでは?と思う方もいるはずですが、知恵を使えば節税がしやすくなる等、メリットはあります。

2つ目は、ビジネスマンとしてステップアップするためです。
経営者として活動するので世の中の動きに敏感になったり、自分で動くしかないので嫌でもお金に関して詳しくなるはずです。

「オリジナルTシャツ販売」を選んだ理由

➀空いた時間でできる
基本的には1人でも時間を作れば対応できるので、空いた時間で進めることが可能です。
その点は、副業に向きかもしれないです。

➁ターゲットを幅広く設定できる
Tシャツなので、誰もが1枚は持っているものだと思います。デザインにもよりますが、幅広くターゲットを設定でき、広告等の反応も比較的高いのではないでしょうか。
一方で、手を付けやすい分競合は多いはずです。独自の価値を生み出す必要があります。

必要なモノ・コト

今回はOEM(Original Equipment Manufacturing)でTシャツを生産し、販売する方法で考えていきます。
OEM会社に製造委託するので、希望の素材、デザイン、枚数、生産ロット、価格などを計画する必要があります。
前に少しだけ「サステナブルTシャツ」の製造を検討していた時期があり、その際の調査内容を紹介します。

必要材料・仕入金額:Tシャツ本体、梱包資材

まず本体のTシャツです。見積を取った3社程度を紹介します。
生産ロットはすべて300枚、3版で設定しました。(版=色の数です)
全て1枚あたりは1000円代ですが、合計金額は最も高いものと安いもので¥186,200も差があります。

次に発送する場合は梱包資材が必要です。
サステナブル商品なので、資材もビニールではなく紙素材を使用したいと思います。
ASKULでは100枚入りの資材が\2,021で購入できそうです。
よって、1枚あたり約\20の資材費がかかります。
https://www.askul.co.jp/p/9484219/

ここまでにかかる費用は下記のとおりです。

料金設定

仕入金額は分かりました。個人小売企業の利益率は33%ですが、今回はTシャツなのでそこまで高単価品ではなく、送料がかかってくるため、少し高めで設定しています。
参考:https://london3.jp/2020/09/kojin-rieki/#google_vignette

販売価格(税込)は、下記になりました。※端数は丸めています

販売戦略

●商品を売るためには、売り場が必要です。
➀BASE(ベイス)https://kanemotilevel.com/base
受注生産でTシャツ作成できるので、在庫リスクも低いみたいです。
簡単にネットショップを作れるところもメリットですね。

➁自社ネットショップ
オリジナルの売り場を作ります。
最近では簡単に自社サイトを作成できますが、露出は自分で行う必要があり、ベイス等のプラットフォームを利用したほうが、コスパは良いかもしれません。

③ユニクロの「UTme!」https://utme.uniqlo.com/
1枚から生産できるので、こちらも在庫リスクも少なめです。
素材はユニクロTシャツ限定なので、サステナブル商品という売り方は難しそうです

●また、売り場に加え、認知も必要です。
個人事業のオリジナルTシャツ販売なので、まずはSNSを有効活用します。
SNSを活用し、伸びない場合はコストをかけて広告出稿等を行います。

・Instagram:公式のアカウントを作成
・Twitter:Instagramのアカウント紹介や商品紹介等
・公式WEBサイト:最近はオンラインショップを簡単に作れる無料サービスがあります。

収支計算

月に50枚の販売を想定してシュミレーションしてみます。

収益

Tシャツなので、そこまで単価が稼げる商品ではありません。なので、粗利の段階では50%以上で高く設定します。
売上額のシュミレーションです。

売上額=販売価格(上記)×販売数量

費用

今回メインでかかる費用は発送費です。
地代は自宅のスペースを使用でき、人件費はひとまず1人で対応できそうなので、いったんは0とします。
送料は、定形外郵便物の規格内料金で収まりそうなので、\580と設定します。
送料はお客様負担の売り場をよく見ますが、今回は売り手負担とします。

粗利

粗利額のシュミレーションです。
粗利額=単品粗利額(上記)×販売数量

M&Aする場合

TRANBIというサイトを用いて、事業買収できるか調べてみました。

客単価は7,000円前後とかなり高めのアパレル事業です。
利益率50%で3,500円だとすると、700枚程度販売できれば元が取れ、1000枚程度販売できてば、約100万円利益増となります。

ビジネスとして成り立つか

今回、生産ロット300枚で進めています。なので、仕入れに30~48万程度かかることになります。
400枚程度売れるようなると、やっと利益が出てきます。500枚以上の販売が理想的ですね。

500枚販売するのには時間、コスト等含め簡単ではありません。ただ、在庫数量にもよりますが300枚程度であれば場所代もそこまでリスクは大きくなく、ビジネスとしてはしっかり成り立ち、副業向けでもあるという認識です。

結論

ビジネスとしては成り立つことが分かったので、チャレンジする価値はありそうです。
しかし、今の時代はユニクロ等安くて品質の高いブランドや、アーティストによる斬新なデザイン等、様々なもので溢れています。しっかりデザイン・コンセプト等で独自価値をつけ、このブランドだから購入しようと思ってもらえるように、マーケティング戦略を行う必要があります。

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