割安株とは

金融資産投資

割安株とは、その会社の利益や資産に対しての評価が株価に反映されておらず、株価が低い状態の株式のことをいいます。市場(投資家)がその企業の価値を正しく評価すれば株価が上がるだろうと思われる企業の株です。バリュー株とも呼ばれます。割安株を見つける方法としては、PER(株価収益率)、PBR(純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)などの指標を使ってスクリーニングすることがあります

PER(株価収益率)、PBR(純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)

PBR(純資産倍率)とは、株価が1株当たりの純資産(BPS)に対して何倍かを示す指標です。PBRが低いほど割安であると判断されます。

ROE(自己資本利益率)とは、自己資本がどれだけ利益を生み出しているかを示す指標です。ROEが高いほど収益性が高いと判断されます。

PER、PBR、ROEの間には以下の関係式が成り立ちます。

PBR = ROE × PER

この式から、ROEが高くてもPERが高すぎるとPBRも高くなり、割高になることがわかります。逆に、ROEが低くてもPERが低ければPBRも低くなり、割安になることがわかります。

割安株の具体例*あくまで学習のための例です。

  1. メイコー(6787):PERが4.8倍、PBRが0.6倍、ROEが12.8%という割安な水準で、高配当株でもあります。半導体や自動車関連の電子部品を製造しており、需要の高まりにより業績も好調です1
  2. サンリオ(8136):PERが9.9倍、PBRが0.9倍、ROEが9.3%という割安な水準で、高配当株でもあります。キャラクタービジネスの老舗であり、国内外で人気のキティやポムポムプリンなどのライセンス収入が安定しています2
  3. マルハニチロ(1333):PERが10.4倍、PBRが0.8倍、ROEが7.7%という割安な水準で、高配当株でもあります。水産物の加工・販売を行っており、冷凍食品や缶詰などの需要が高まっています。海外事業も展開しており、世界最大級の水産会社です3
  4. サカタのタネ(1377):PERが11.6倍、PBRが1.1倍、ROEが9.6%という割安な水準で、高配当株でもあります。野菜や花の種子を製造・販売しており、国内外でシェアを拡大しています。農業技術や品種改良にも力を入れており、将来性が期待されます1
  5. ファーストリテイリング(9983):PERが18.5倍、PBRが4.0倍、ROEが22.0%という割安な水準で、成長株でもあります。ユニクロやGUなどのアパレルブランドを展開しており、国内外で高い人気と収益性を誇っています。オンライン販売や海外進出にも積極的であり、業界トップの企業です2

以上が割安な株のリストです。参考にしてください。

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