フリーランスの甘い言葉に騙されるな。

労働収入

基本的にフリーランスはきついでしょ。

本当の意味でフリーランスで成功するのはかなり厳しいです。
基本は、大企業の下請けです。

一部のブログやユーチューブで成功している人ぐらいでほとんどが
普通に生活するのがやっとで老後の蓄えがありません。

好きな時に、好きな場所で働けて、賃金もいいと言いますが、、、

フリーランス大国のアメリカでは、下記のような言葉が生まれるほどやばい職業です。

Bait and Switch:餌を与えてはしごを外す


実力主義と言えば言葉はいいですが、
起業にうまく使える駒とみることもできます。

今日は、なぜフリーランスがやばいのかについて話していきたいと思います。

☆フリーランスがやばい理由
 (1)労働関連法令の適用外

 サラリーマンに認められている下記の法令が適用されない。

 最低賃金
 労働時間のきまり
 割増賃金
 産前産後休暇
 育児休業・介護休業
 労災保険
 雇用保険
 社会保険

 風邪を引いたり、けがをすると収入がなくなるし、
 成果が出ないと最低時給を切った賃金で働くことになります。


 (2)老後資金がたまらない
 厚生年金適用外なので国民年金のみ加入です。


 ちまたで騒がれている年金2000万円足りない問題は、厚生年金ベースなので足りない金額は2000万円どころではない。

 月の支出が25万円で厚生年金が20万円給されると、月5万円の赤字で年間60万円です。

 33年間の老後があるとすると60万円x33年=1980万円足りない。とかいう話です。


 国民年金は、5万円程度なので月20万円の不足で年間240万円です。


 33年だと240万円x33年=7920万円ほど不足します。


 (3)そんなに長く働けない
 いったい何歳まで働けるでしょうか。

 雇う側からすると若い人でも年配者でも同じ金額で発注します。

 年を重ねることでしかできない仕事、あなたしかできない仕事があればいいですが、、

 そんな人が世の中にどれだけいるでしょうか。

 そもそも、その人しかできなものがある人は昔から一定層フリーランスとして存在していました。

 今はやりのフリーランスとはレベルが違う気がします。

 そう考えていくと何歳まで働けるか疑問ですよね。

 そのうえ、(1)で話したように保証はないため病気やけがで働けなくなるかもしれません。


 (4)社会的信用が極めて低い
 クレジットカードも作れない。お金も借りにくい。部屋も借りにくいです。

 
 (5)自己責任という目で見られる
 会社で働いていて失敗した場合、会社の責任にすることができます。
 社会や周りの目も温かく助けてくれます。
 しかし、フリーランスは社会的にも自己責任と言われます。
 派遣社員より圧倒的に厳しい環境に立たされています。


以上のように
全く法令で守られていない上、老後資金がためにくく、年を取ってからの継続雇用が困難です。
企業側は使い捨てられる人材が欲しいためフリーランスを重宝していくでしょうが正直思っている以上に厳しい世界です。

最近、多くのフリーランスを助長する人が多いですが、
それはフリーランスを増やすことで自分たちのメリットにつながる人達です。

フリーランスを派遣して儲けるとか、
フリーランスになるための授業をして儲けるとか、
フリーランスに必要なサービスを提供している会社とか、

まあ、ビジネスなのでそのような会社が悪いとは言いませんし、
本当に成功する人もいるのは事実です。


ただ、自分はサラリーマンをしながら会社経営をして人も雇っている身から考えて
世間で言われるほどフリーランスがいいものじゃないだろうと思ったので記事にしてみました。


やっぱり、サラリーマンをしながら副業や投資をして
サラリーマンリッチを目ざすのが一番だと思います。

*写真はシアトルにイチローを見に行った時のもの

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