金持ち平社員のその後

投資

大企業の30代、40代で平社員であるにもかかわらず、部長や役員の資産や収入を上回ることがあります。

なぜそんなことが起こるのか?それは、出世よりも資産運用の勉強をし、実践した方が豊かになれるからです。
20年間で部長に出世するよりも豊かになる方法をブログにまとめました。

20年後の部長Aさんと平社員Bさんのその後

20年後の部長Aさんと平社員Bさんのその後どんな人生になったかについて深堀していきます。
同じ会社で20年働いた部長Aさんと平社員Bさんの状況は下記のとおりです。

部長Aさん
・20年間の労働収入での総手取りは約1億円です。
・結婚して子供が1人いるため貯金も少なく1000万円程度しかありません。

金持ち平社員Bさん
・20年間の労働収入での総手取りは約8000万円ですが資産収入と副業で4000万円
 →総収入が1億2000万円
・結婚して子供が1人いるが投資信託3000万円、個別株1600万円、不動産1億円
 →総資産1億4600万円
・借金が5600万円ほど残っているので純資産としては9000万円
・会社を辞めても資産収入300万円と副業で50万円
 →総収入350万円

この二人の20年間の収入は2000万円しかありませんがここからの人生は大きく異なります。

部長Aさんの場合
  • 役職が上がるにつれどんどん激しい出世競争に巻き込まれる。
    出世できればいいのだが、競争に敗れると子会社に飛ばされつらい思いをする。
  • 転職するにしても会社に収入の全てを依存しており、転職が難しく挑戦もしずらい
  • 転職で挑戦して失敗数ると目も当てられない。
金持ち平社員Bさんの場合
  • タイミングよく割増退職金をもらってリストラされる人がいる。
    給料の2年~5年分を追加でもらえるので2000万円から4000万円もの退職金をもらい総資産1億を超えて退職も可能。
  • 転職するにしても資産収入が300万円あるため比較的安心して挑戦できる。
  • 最悪でも、今の大企業にしがみついてのんびり働くのもあり。

このように、20年間で資産を築いた人と築けない人では非常に大きな差が生まれます。
部長Aさんのようにたとえ一生懸命会社のために働いても落ち続ける日本においては上のポジションは椅子取りゲーム状態です。
20年もするもするとほとんどの人は出世競争から落とされ始めてしまいます。
意図しない人事異動や中間管理職で疲弊している人がたくさんいることでしょう。
これから新しい道を始めるにしてもなまじ社内で頑張ったため年収も高く、ほかに行くのが難しくキャリアの選択権がない人が多いです。
したがって、会社内であきらめモードに入りしがみつき、ウザがられながら居座ることになります。
もちろん出世の段階で人的資本を築ける方もいますが、できる人はごく一部でほとんどが会社の看板で力があるように見えているだけです。

一方、金持ち平社員Bさんのようにしっかりと若いうちから、資産形成をしておくことが非常に重要な時代になってきています。
Bさんは会社の状況や社外の状況を見ながら自分のキャリアを選択していくことができます。
今のまま残って資産拡大してもいいし、多少給料が下がってもやりたい仕事に挑戦することができます。
場合によっては起業することもできるでしょう。

このように部長Aさんと金持ち平社員Bさんには資産額以上に非常に大きな差が生まれています。
最後にBさんが会社に残ってあと10年働いたらどうなるか見てみましょう。

金持ち平社員Bさんが30年間会社で働く場合

平社員だが年功序列給料が上がり年収は800万円で手取りは通常590万円のところ節税や補助金を駆使し700万円ほどになっている。

保有している3000万円の投資信託は5%で成長して約5000万円になる。
さらに、毎月12万円 (収入の約20%)を10年間投資信託で積み立て=1900万円の利益(5%運用)
保有している高配当株1600万円も買い増し1400万円(収入の約20%である12万円×12か月×10年)で年120万円の利益を生む。(4%運用)
中古ワンルーム投資1億円の投資も10年間で繰り上げ返済を実行し無借金になる。=1000万円の収入(5%運用)
1億円のうち5%が家賃収入で毎年500万円の収入で維持費2%として3%の300万円が収入になる。
さらに1億円の投資マンションを買い増しローン返済および維持管理費用4%で毎年100万円の利益を出す。
副業(ブログ&動画投稿による広告収入)で年利益100万円

したがって、総資産は2億9900万円になり純資産1億9900万円で資産収入も毎年620万円も生み出すようになる。
最初の二十年で9000万円の純資産と350万円のキャッシュフローでしたが10年で倍になりました。
これが出世よりも資産運用が重要な理由で複利の効果が出ている結果です。

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