円安が嬉しくなるアセットアロケーションの効果

サラリーマンの投資戦略

私が資本家を目指すと決めて資本家の人たちから学んだことは、複利、借金、節税そしてアセットアロケーションでした。
しかし、私はアセットアロケーションをリスク分散ぐらいにしか考えておらず、もう一つの重要な効果を見落としていました。そして、今回の円安を通じてその大きな効果であるリバランスにいて実感したのでこちらについてお話ししたいと思います。

アセットアロケーションとは

アセット(Asset)は「資産」、アロケーション(Allocation)は「配分」という意味で、資産を国内外の株、債券、不動産、商品(コモディティ)にどのような割合で投資するのかを決めることをいいます。
資産の配分は、その人の資産状況やリスク許容度、運用目的などによって人それぞれで適切な配分が異なりますので自身の状況を分析して配分することが大切です。
また、具体的に商品を組み合わせたものをポートフォリオといいます。

参考資料 https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/a/J0121.html

リスク回避の効果

はじめは5つのアセットで考えると簡単です。
日本の金融資産、海外の金融資産、国内不動産、海外不動産、コモディティです。
これらにまんべんなく投資することで円安やインフレへのリスク対策をできます。
例えば、100万円を下記のように分散することで円安になったときに20万円ほど資産が増えます。
通常円安になると日本人にとってはなすすべなく円の価値が目減りしますが外貨を持つことで円安も怖くなくなります。
同様に給料が上がらないインフレも我々日本で働く日本人にとっては大きなリスクですが不動産や金などのコモディティを持つことでリスク回避することができます。

リバランスによる効果

半年に一度を目安にアセットをリバランス(再配置)します。
今回の例では、はじめに$1=100円の時に100万円を下記のように分散したとします。


半年後、$1=150円と円高になっていました。
そのため、日本の金融資産と不動産の比率が高くなってしまったのでリバランス(再配置)します。
この時、高くなったドル資産で安くなった円資産を買います。
その半年後に、$1=100円に戻っていました。
すると100万円だった総資産が104万円に増えています。
高くなったドル資産で安くなった円資産で買ったおかげで資産が増えました。
これがリバランスによる効果です。

同様に、円安でその後円高で元の金額に戻っときを考えても円の価値が高いときに安いドルを買うので資産は増えます。

アセットアロケーションの実例

$1ドル100円の時に100万円の外貨と1000万円の海外不動産を購入しました。
外貨は1.5倍の150万円なっており、金利も5%あるので円ベースだと年間7.5万円で7.5%の金利になっています。
同様に海外不動産も利回り6%で年60万円の収入でしたが1.5倍の90万円になり利回りも9%もあります。
これ以外にも海外資産があるため円安になっても日本に住む私はまったく怖くありません。

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